SPECIAL REPORT

Pieroth The Experience 2025

ピーロート・ザ・エクスペリエンス2025
2026.01.30

ピーロート・ジャパンが開催する日本最大級のワインイベント 2025年は大阪が3回目、東京が10回目の開催となりました!

 

《概要》

 2022年までル・グラン・テイスティングの名で開催され、2023年からピーロート・ザ・エクスペリエンス(PTE)の新名称となった試飲会は、ピーロート・ジャパンが2016年以来、毎年開催してきた日本最大級のワインイベント。今回は大阪が3回目、東京が記念すべき10回目となりました。

 大阪はウェスティンホテル大阪、東京は東京プリンスホテルで開催され、いずれもアクセスの良い一流ホテルを会場としています。

 来場者の延べ人数は、大阪が2,542名、東京が9,459名。合わせて1万2千人以上が来場し、PTEを開始してから過去最大規模の来場者数を記録し、アジア最大級のワインイベントへと成長しました。

 

開催スケジュール

 PTE大阪は2023年から始まって3回目で、関西のワイン愛好家の間でも人気イベントとして定着してきたようです。5月30日(金)、31日(土)、6月1日(日)、2日(月)の4日間、ウェスティンホテル大阪で行われました。5月30日はVIPテイスティングとガラ・ディナーのみの開催でした。

 PTE東京は11月14日(金)、15日(土)、16日(日)、17日(月)と4日間にわたって東京プリンスホテルで開催。

 大阪、東京いずれもテイスティングの時間は各日11時から20時まででした。

 

会場

 大阪会場は前年の成功をふまえ、2025年も同じウェスティンホテル大阪を選定。美しい庭園に面して陽光が優しく差し込む「花梨の間」で、来場者はリラックスしてテイスティングしていました。

 東京会場は前年同様、60年以上一流のワインと料理を提供してきた安心の東京プリンスホテル。高い天井に輝く華麗なシャンデリアが華やかな雰囲気を醸し出す「プロビデンスホール」がテイスティング会場で、広い空間は来場者で一杯となり、大きな賑わいを見せました。

 

テイスティング

 大阪では生産者30社が約120種のワインを、東京では生産者74社が約300種のワインを紹介。フランス、イタリア、ドイツ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、アルゼンチンなど各国の銘醸ワインが提供され、来場者はブースからブースへ、ワインの世界旅行を楽しんでいるようでした。

 PTE初回から出展している常連生産者や、新たに参加した注目の生産者たちは、自慢のワインについて熱弁。大阪は開催3年目、来場者はすでに愉しみ方を知っており、自分好みのワインを積極的に探していました。

 大阪も東京も、11〜20時の間は90分×6回の入替制で行われ、来場者だけでなく生産者にとっても日本のニーズを効率よく把握できる有意義な時間となったようです。またこのイベントでは、ワインだけにとどまらずウイスキーやコニャック、スピリッツなどのバラエティ豊かなアルコール飲料のラインナップが披露されました。

 

デイリーオークション

 希少なワインが入手できるデイリーオークションは東京会場で、11月15日と16日に開催されました。市場には出回らない珍しいワインがスクリーンに映し出され、代表取締役社長兼CEOのアントニー・グルメルがワインを一つずつ紹介。参加者はこぞってお目当てのワインを落札しました。PTE東京でも非常に人気の企画で、毎回、事前予約で満席となっています。

 

マスタークラス

 生産者自らが講師となってワインを説明する「マスタークラス」も評判の企画です。東京会場でのみ11月14、15、16日に、各日3つのレクチャーが催されました。第三者ではなく、オーナーやワイナリーの方から直接話しを聞くことができる貴重な機会。生産者は気候や土壌、畑の管理、葡萄の育成、醸造技術などについて詳しく語り、参加者はワイン造りの現場にいる臨場感とともに、ワインについて学べます。2025年には初めてキャビアに関するマスタークラスが開設され、3種類のキャビアの試食に合わせてプレミアムシャンパーニュがサーブされ、キャビアとシャンパーニュのマリアージュが楽しめました。

 

VIPテイスティング

 大阪では5月30日、ディナーの前にVIPテイスティングが行われ、招待客からは好評を得ていました。東京では11月14、15、16日に開催。こちらはピーロートの会員様向けに提供している企画で、希少価値の高いワインを試飲できるのが特徴です。入場時のウェルカムシャンパーニュに始まり、生産者オススメの最上級ワインのテイスティングなど、ゆったりとした贅沢な空間で着席にてゆっくりと試飲に没入ができる企画となっています。

 

ガラ・ディナー

 PTEのクライマックスとも言えるのが、生産者と同じテーブルでワインと食事を楽しむガラ・ディナー。大阪ではウェスティンホテル大阪の宴会場「オリアーナ」で5月30日に、東京では東京プリンスホテルで最も大きな宴会場「鳳凰の間」で11月14日、15日に催されました。

 サーブされるワインの情報をホテル側に事前に共有し、ワインに合う料理を用意してもらいました。出席者は隣りに座った生産者から飲んでいるワインの魅力を直接説明されながら、極上のコース料理に舌鼓を打っていました。

 

パフォーマンス

 大阪、東京ともに弦楽四重奏団による生演奏を聴きながら、参加者はディナー会場に入場。大阪と東京のディナー後半では、伝統的な書道を現代風に描くことで有名な書家・川尾朋子さんによるパフォーマンスが行われ、出席者は食事の手を休めて見入っていました。大阪では5月30日に「唯一夢二」、東京では11月14日に「気分上醸」、15日に「Ensemble」の文字が書かれた新作が完成しました。

 

ディナーオークション

 大阪と東京のディナー終盤には、ビッグフォーマットなど希少価値の高いワインのオークションを実施。限定ワインを生産者たちがステージ上で紹介し、ここでも生産者自身による説明に出席者は聞き入っていました。海外でも生産本数が限られていることもあって、オークション参加者は出品ワインを意欲的に落札していました。

 東京でのディナーオークションはチャリティーも兼ねており、世界規模で起きている食の不均衡を解消し、 開発途上国と先進国双方の人々の健康を同時に改善することをミッションに活動する特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalへ、売上金の一部が寄付されました。

 

結び

 2016年の初開催以来、多くのワイン愛好家に親しまれてきたPTEは、日本最大級、ひいてはアジア最大級のワインイベントへと成長してきました。プロや愛好家だけでなく、ワインの初心者にも類まれなワイン体験を提供するイベントとして好評を博しています。創業から60年近く日本にワイン文化を浸透させてきたピーロート・ジャパンにとっても最重要イベントとして位置づけられており、今後も継続して開催していきます。

 2026年も一層グレードアップしての開催を予定しておりますので、どうぞお楽しみに!

 

photographs:Pieroth
text:Pieroth
edit:Pieroth